免田栄文庫の移送と寄贈受入に関する記者説明会
文書館では、本学の歴史に関する資料に加え、社会的にも関心が高い「免田事件」に関する資料の収集・保存・公開を行っています。
このたび、故・免田栄氏が獄中で読んだ本を中心とする約1,000冊の「免田栄文庫」を当館にて受け入れる運びとなりました。
2024年9月25日に、現在文庫が保管されている大牟田市小浜集会所より当館(黒髪南地区)に文庫を移送し、移送と寄贈受入に関する記者説明会を下記のとおり行いました。
※プレスリリースは
コチラ
免田事件は日本で初めて確定死刑囚が再審無罪になった歴史的事件であり、9月26日に判決が言い渡される袴田事件をはじめとする冤罪事件の原点ともいえます。文庫は死刑囚が獄中でどんな学びをしたのかが分かる唯一の貴重な資料です。
寄贈者は免田栄氏の妻・免田玉枝氏です。また、本寄贈を仲介し文庫の目録作成に取り組んできたのは、免田事件資料保存委員会(熊本大学文書館市民研究員)の高峰武氏、甲斐壮一氏、牧口敏孝氏の3名です。文庫の一般利用公開は、目録作成完了後の来年度になる見込みです。
整理・公開の状況につきましては、今後また発信してまいります。
―― 記 ――
【日 時】令和6年9月25日(水)13:30〜14:00 ※ 13:15 受付開始
・文書館長及び文庫整理担当の牧口氏より概要説明(免田事件資料保存委員会/ 市民研究員)
・質疑応答
・文書館(南地区)へ移動し文庫の全体撮影
【場 所】熊本大学ひご未来図書館(中央館)一階 グループ学修室
熊本市中央区黒髪2丁目40番1号(北地区)
【出 席 者】宮崎誓文書館長(先端科学研究部・教授)、熊大法学部・岡田行雄教授(文書館併任教員)、免田事件資料保存委員会(熊本大学文書館市民研究員)高峰武氏・甲斐壮一氏・牧口敏孝氏
【対 象】報道機関
【主 催】熊本大学文書館
記者説明会の様子(2024.09.25 附属図書館中央館)
免田栄文庫より20冊ほどを紹介(2024.09.25 附属図書館中央館)